ハードコンタクトレンズ
ハードコンタクトレンズは、耐久性に優れ、酸素透過性タイプなら安全性もバツグン。その名の通り、ズバリ硬いプラスチックでできたコンタクトレンズで、現在では酸素透過性ハードコンタクトレンズが主流です。大きさは約9mm。角膜(黒目)よりも少し小さくて、まばたきのたびに角膜の上を上下に動きます。
もともとハードレンズと呼ばれていたのは、材料に PMMA(ポリメチルメタアクリレート)という硬質プラスチックを使ったもので、加工しやすく耐久性に優れていますが、PMMAは酸素を全く通さないため装用時間に限界があり、装用時の違和感が大きく、現在はほとんど使われていません。
現在ハードレンズとして広く使用されているのは、酸素透過性レンズ(O2レンズ、RGPレンズ)と呼ばれるもので、ソフトレンズと違って装用中にも瞬きの度にレンズの下の涙が入れ替わって涙に含まれる酸素を取り入れることができるため、角膜に多くの酸素を供給することができます。取り扱いも容易で、レンズの寿命も比較的長いのが特徴です。
ハードコンタクトレンズの特徴として簡潔にまとめると、以下のようになります。
- 酸素透過性が高く、長時間の装用が可能
- 視界がクリアでシャープ
- 乱視矯正にも優れている
- 長い目で見ると経済的
- 酸素透過性はソフトコンタクトレンズの3~5倍
- 若年者では、ハードコンタクトレンズはソフトコンタクトレンズやメガネに比べても近視が進みにくいという研究結果がある
角膜に異常が起これば痛くて装用できなくなるため、角膜障害が重度になることが少ないというメリットもありますが、装着時の違和感はソフトレンズに比べて依然大きく、また激しい運動などの際にずれやすいというデメリットもあります。